春を呼ぶフォーラム 報告会

春を呼ぶフォーラム 報告会


2012夏 チェルノブイリに学ぶ



今年の夏に横浜・島田・大阪・福岡・北九州で開催された「外国人医師講演会ツアー」の報告会ビデオ(11月16日atニューヨーク)をご紹介します。

北九州市では、イベントタイトルを「春を呼ぶフォーラム」とし、チェルノブイリハートの上映、デルデ・ジーデントップフ医師とジェフリー・パターソン医師、そしてチェルノブイリ事故後にウクライナのキエフで教職に就いていらした小説家・ドキュメンタリー作家のイレーネ・ザビトコさんのお話を聞くことができました。
それぞれの方の実体験を通じたお話は、かろうじて放射能汚染を免れた九州に住む私たちが、今後何をすべきかを考えさせられました。

また、日本人医師・歯科医にもご協力いただいた「健康相談会」には、10組の相談者が来場されました。


このツアーを主宰してくださったのが、ニューヨーク在住の川井和子さんです。

川井さんは、講演会での通訳も担い、ハードスケジュールをこなされていました。このツアー最終日となった北九州での講演会終了直後は、大役を終えられた安堵感からかロビーのソファでしばらく横になっていらっしゃいました。ほんとうにお疲れになったことと思います。

後日、この講演会にご来場くださった方からは「参加して良かった」「講演会のお話をメモに取り、家族に伝えました」

という感想が寄せられています。

私たちは、宮脇昭先生の講演会後「2週間」という限られた時間の中で準備してきたため、行き届かないこともあったのではないかと心配していましたが、

参加してくださったみなさまの心に響いた講演会となったことがわかり、「次」につなげていきたいと強く思っています。

報告会の最後では、「村上さとこ」が市議会議員選挙に挑むことも紹介されています。30分の動画です。都合により参加できなかった皆さまも、是非、この動画をご覧ください。




Learn from Chernobyl




講演会終了後には、環境ジャーナリストの青木泰先生が、デルデ・ジーデントップフ医師とジェフリー・パターソン医師にインタビューをしています。

そのインタビューの中でデルデ・ジーデントップフ医師は

「今回のツアーに参加して、こんなにひどいとは思いもよらず、ショックを受けた。ガレキのことは、ドイツで知っていたが、こんなに多くのところを汚染しようとしているとは思ってもみなかった、また、みなさんがそして、避難者が一生懸命に努力していることにも圧倒された」

と発言されています。


インタビュー動画もUPされていますので、是非ご視聴ください。





追記 1
報告会後、川井さんは、国連の記者より取材を受けたそうです。
「ツアー最終日の北九州での米独医師のインタビューの内容についても紹介されています」。
http://www.ipsnews.net/2012/11/in-post-fukushima-japan-civil-society-turns-up-heat-on-officials/



追記 2
ニューヨークの日系のフリーペーパー(日本語)でも記事になりました。
http://www.nyseikatsu.com/api/422/pdf/page12.pdf