村上さとこ—がれきの受け入れにストップをかけるため 北九州市議選に立候補(予定)

12月8日(土)村上さとこサポーターズ決起集会!!です。

環境ジャーナリスト青木泰先生からも下記のメッセージをいただきました。
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がれき問題、北九州の地で汚染の拡散を許さないと頑張ってきた九州ひまわりプロジェクトの村上さんが、北九州市の市議選に立候補する予定であることを明かした。
北九州市は、北橋市長が専制的にがれきの受け入れを進めてきたが、多くの住民の声に対して、立ちはだかったのは、北九州市市議会だった。
 村上さんは、今この北九州市議会の変革のために、もう一つ汗をかいてくれることになった。

宮城県発のがれきは、今年9月大破綻を示した。宮城県内のがれきの大半を占める石巻ブロックは、全量鹿島JV(ジョイントベンチャー)に委託していたが、全体で55%も削減する契約変更を行った。
 処理するがれきが大幅に減ったための契約変更だった。

がれきの広域化の理由は、被災地はがれきの処理で困っている。がれきが片付かなければ復興は始まらないということだった。
全国でがれきの受け入れに手を挙げた自治体では、住民にそう説明してきた。
9月以降は、その説明は使えなくなった。

民間委託の契約(685万トン)を半減する(310万トン)位にがれきが無くなっている。その事実が伝われば、普通の自治体なら受け入れはできないと宣言する。
環境省は、その事実を先取りして、8月には閣議決定した広域化のための「工程表」で、
これまで予定していた16都府県の内、東京、北九州市等を除き、愛知、三重、京都、兵庫、岐阜、島根、鳥取などは、実質諦めることになった。

この切掛けは、北九州市市民検討委員会による実態調査を経て、

①  石巻ブロックのがれきは、半減しているのに鹿島JVとの契約は変更されていない。
このままでは、仕事をしないで、契約金約2000億円を受け取る不正が行われようとしている。

②  同ブロックでは、全量鹿島JVに全量委託しているのに、環境省は広域化処理に予算を付け、がれきの2重契約が行われようとしている。

以上の事実が分かり、そのまま放置すれば、刑事事件にさえなると北九州市市民検討委員会が、通知し、実際に訴えてきたことが、今回の契約変更とそれに伴う全国各地でのがれき広域化中止の大きな要因になったと私は、考えています。

週刊金曜日(11月23日号)で指摘したように、環境省のがれきの広域化処理は、被災地のがれき処理に託けて、すでに建設ゼネコンへの委託計画が決まっていたがれきを、広域化名目で国庫予算を数千億円も流用する不正な政策だったことが分かった。

北九州市のひなんしゃお話の会やひまわりプロジェクトの闘いもあって、宮城県発の全国広域化をほぼ壊滅させることに成功した。
そのしっぺ返しとして北九州市には、本格導入されているが、闘いの意義はそれでかき消されるものではない。

がれき問題は、つまるところ福島原発による放射能汚染の後始末をどうするかと言う問題で、それは
①  がれきや非汚染地での除染による放射性物質の拡散の阻止
②  汚染地域からの子供たちの避難
③  低線量内部被曝による影響をどのように防ぎ、治療体制を築くか?
という課題の最初の1丁目の闘いでした。

 たぶんこの問題は、真剣に取り組めば取り組むほど、原発の事故の恐ろしさを実感する大切な課題です。

 当然今回の総選挙でも脱原発を言う政党や候補者に問われる問題です。

今その先頭になって頑張ってきた村上さんの新たな挑戦に、九州そして全国の皆様の応援をぜひお願いしたいと考えます。

2012年12月3日            環境ジャーナリスト 青木泰
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サポーターズ決起集会
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日時:12月8日(土)14時~
場所:北九州国際会議場 315会議室
   〒802-0001 福岡県北九州市小倉北区浅野3丁目9−30
電話:093-541-5931

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