ドイツでも広域処理反対のチラシ配布 10月6日デュッセルドルフ「ヒマワリアート・パフォーマンス・デモ」

北九州市がれき本焼却に伴い、市内からドイツに転居されたK夫妻からメールが届きました。
Kさんは関東からの避難者で、3月に始まった第一回お話し会からずっとアクションに参加してくださっていました。避難者お話会やデモでは、いつもご夫妻で素晴らしい音楽を聴かせて下さいました。

K夫妻は10月6日「第二回デュッセルドルフ脱原発アクション・デー:ヒマワリアート・パフォーマンス・デモ」」に参加され、「がれき焼却は本当に被災地の為になるのか?」というタイトルで基準値の話や、複合汚染、低線量被曝の危険性や北九州で出会った方々から聞いた被災地の話しをチラシにしたものを配られました。
デモ中のチラシ配布は禁じられておらず、道に居る方の反応もとてもいいそうです。日本人主催で盛り上がるデモの様子をぜひご覧ください。
 
 
 
 
3・11後、奥さんのHさんは、勤めていた病院で今までになくお年寄りが亡くなっていくのを見て、当時40才以上は放射能の影響はないと喧伝されていたのが間違いであると確信しました。またご自身も歯がぐらぐらしたり、顕著に体調を壊され北九州市に来られたのです。

転居されてからは体調も落ち着いてきたとほっとされていました。
そんな矢先、いきなり61人議員全員一致でがれき受けれが決定されたのです。

頼る人もいない北九州にK夫妻が北九州市に避難した理由は「エコタウンだったから」です。
でも、エコタウンなんて真っ赤な嘘、エセタウンでした。
被爆からやっと逃れてきた避難者に追い討ちをかける北九州市。
今まで何度もそのことを訴えてきたのにまったく耳を貸そうとしなかった北橋市長、61人の議員、市役所職員。
本当に許せません。
がれき受け入れで、K夫妻の他、私が知る限りでも6組の家族が北九州市からの転居を決めています。

チェルノブイリ事故では成し得なかった脱原発を、ドイツはフクシマ事故を契機に実現しました。
 
一方、日本はどうでしょうか。未来のことなど何も考えない出鱈目な政策、情けない限りです。
日本国内で脱原発・脱がれき広域処理運動を高めるとともに、海外からも日本にNOの声を届けて欲しいと願います。
今後、日本国内と連携して運動が進めていきましょう。
K夫妻が日本とドイツの架け橋になってくれるでしょう。

ドイツ「ヒマワリアート・パフォーマンス・デモ」の風景
ひまわりは北九州市のシンボルフラワー