【速報】北九州震災がれき搬入・焼却禁止仮処分申請の決定が出ました。


代理人の斎藤弁護士が東北出張中だったため、私たちが結果を知ったのが17日でした。結論から言うと大変残念な結果となりました。

しかし、これで全てが終わったわけではありません。
私たちは、今後もよりいっそう強固に焼却中止を求めていきます。
今回の決定に対しても抗告(不服申立)いたします。
 
判所の決定に対する斎藤弁護士のコメント】
 
 別添の通り、震災がれき搬入・焼却禁止仮処分の決定が1015(16日送達)になされた。
行政相手の仮処分は難しいとされているが、本件では北九州市は、違法性についてはほとんど、必要性については全く反論しないという、異常な答弁の中で、裁判所がどのように判断を示すのか、注目された。
裁判所の判断は、結局北九州市と同じく、違法性並びに必要性については全く判断を示さないというものである。
また、市は市民を守るべき義務があるという債権者の指摘に対しても説明も全くなされていない。
従って到底納得できる決定ではなく、債権者らとしては抗告をする予定である。
 なお、これとは別に、既に提起中の損害賠償訴訟は、対象となっている権利が全く別であり、今回の判断が損害賠償事件に影響を与えることはあり得ない。
我々はこの仮処分とは別に、あくまでも北九州市そして宮城県の違法性を明らかにするべく、損害賠償訴訟の取り組みを継続・強化していくことに、全く変わりはない。
 
村上さとこ 他 代理人弁護士 斎 藤 利 幸