「焼却中止を求める要請書」
9月11日、環境大臣、北九州 北橋市長、宮城県 村井知事に内容証明郵便を出します。「おひさまプロジェクト」の賛同団体も連名で提出させていただきます。
ぜひ全国の皆さんも下記例文を参考にを個人で出してください。
「必ず意見を直接返信下さい」としても良いと思います。
〒100-8975 東京都千代田区霞が関1-2-2
環境大臣 細野毅志 殿
〒803-8501 北九州市小倉北区城内1番1
北九州市長 北橋健治 殿
〒980-8570
仙台市青葉区本町3丁目8番1号
宮城県知事 村井嘉浩 殿
2012（平成24）年9月11日
九州ひまわりプロジェクト
全国組織 おひさまプロジェクト
斎藤利幸法律事務所
弁護士 斎 藤 利 幸
震災がれき焼却停止の要請書
冠省 当職は通知人の代理人として以下要請する。
要請人らは宮城県と北九州市とのがれき搬出･搬入･焼却に関する契約は、宮城県議会の議決を無視した違法無効なものであることを指摘し、これを止めるよう警告してきた。またここに来て、復興予算の違法・出鱈目な使い方を厳しく指摘する報道がなされた。
即ち、ＮＨＫの9月9日の報道によると、石巻市のがれき処理は極めて杜撰であり、誠実に処理をしてきた東松島市の処理費が1トンあたり金9600円であるのに比べ、金7万1000円と、実に7倍強もの処理費用がかけられていることが判明した。実に膨大な税金の無駄遣いが明らかにされた。
この点に付き、がれきの処理を監督する環境省廃棄物対策課の山本昌宏課長は
「どういう差が出ていてどういう要因によるのかは十分把握できていない。改善すべき要因があるかどうか検証は必要だ」
と指摘していると報道されている。
ところで、北九州市へ持ち込まれようとしているがれき関連の費用は運送費5万円と処理費2万7000円、合計7万7000円とされている。鹿島ＪＶが北九州市へ搬出するための処理は、前処理の80％程度と思われ、そうすると、既に5万6800円程度が処理済みとして鹿島ＪＶに支払われることとなる。
北九州市への搬出･搬入･焼却の諸費用と合計すると、実に金１３万４８００円が北九州市に搬出･焼却するための震災がれき１トンあたりの処理ににかかる費用ということになる。これは、東松島の１トンあたり金９６００円に比し、実に１４倍強である。この様なことは到底許されるはずがない。
従って、少なくとも、前記山本氏のいう改善すべき要因があるかどうかの検証が済み、その内容が国民に明らかにされるまで、北九州市へのがれきの搬入･焼却を停止するよう強く要請する。
以 上
