北九州がれき問題に動き出した議員たち④
9月15日(土)山口県 とくらたかこ県会議員(民主)が
北九州市内の却場、最終処分場を視察
北九州市内の却場、最終処分場を視察
http://www.tokuratakako.jp/index.php とくらたかこ県議会議員 |
北九州市と対岸の山口県からも、多くの市民から不安の声があがっています。
特に、新門司焼却場、日明焼却場は風向きによっては、北九州市内よりも山口県を直撃することになります。
ましてや、海はひとつです。
このまま北九州市が界面埋め立て(ひびき灘最終処分場は臨海)すれば、山口県ブランドの関サバ・関ふぐなど、多くの魚介類にダメージを与えます。
山口県住民からは「北九州市は焼却について山口県にも説明して欲しい」と何度も要望が出されていますが、北九州市は「市外に出向いてまで説明はしない」と一貫して要望を拒否しています。
(どうような説明要望が、福岡市をはじめ、近隣自治体から多く出ています)
しかし、北九州市での焼却は九州全体の問題です。
がれき量の見直しでがれきが激変し、宮城県内でも処理の目処がたっており、宮城県会議員にも「広域化は必要ない」との多くの声があがっている中、利権やしがらみや、北九州・北橋市長が「引き受ける」と言ったメンツにとらわれ、多大な税金をかけて1400キロも離れた北九州市に持ってくる必要があるのでしょうか。
山口県市民の声を受け、とくら議員が九州ひまわりプロジェクトとともに、視察しました。
日明焼却場。いつも通りの厳戒態勢で、焼却場のはるか手前に多くの警察官が並び、道を閉鎖。
議員の視察ということで説明をしましたが、いかなる理由でもだめだということで入れませんでした。
とくら議員が「焼却される前にもう少し話し合いの時間があっても良いのではないか」と説明しましたが、
「視察するなら19日以降にしてください」とのことで、焼却されるまでは何が何でも波風立てないという意図が見え見えの対応でした。
続いて、皇后崎焼却場を視察。こちらは警備も何もなく、のんびりした雰囲気で、敷地内に入っていくことが出来ました。とくら議員は、焼却場と住宅街の近さに驚いていました。
敷地内の草刈をしている業者に話しかけると、18日以降は一時的に仕事を中断するように市から言われているとのこと。焼却時、抗議行動など何が起こるかわからないからその対策のためということです。仕事再開はいつになるかわからないとのことで、市から連絡を待つそうです。
その後は、ひびき灘最終処分場と脇之浦漁協を視察。
九州ひまわりプロジェクトは、2006年ひびき灘最終処分場で、埋め立てビニールシートから十数カ所の漏えい事故が起き大問題になったことも、とくら議員に報告をしています。
それでも北九州市は「ビニールシートを引けば安心」と言っています。
北九州市はもちろん、全国の処分場のどこでも漏えい事故が起きている現実を知らないはずはないのですが。
最後に、北九州漁協の組合長の自宅にご挨拶に伺いました。
漁協は反対しているのに、市は押し切って焼却と埋め立てを強行します。
実は、とくら議員の実家は漁業関係。組合長の奥様に名刺を渡し、山口県民の不安を伝えました。
(16日(日)の朝、九州ひまわりプロジェクトは組合長に電話。漁業の話を最終確認しました。 http://hinanohanasi.blogspot.com/2012/09/blog-post_2005.html やはり漁協は反対なのです)
とくら議員からは、今後、北九州市に話し合いを求めていきます。
また、国会議員にも働きかけ、焼却中止を求めていきます。